テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

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  テレビの出演者である芸能人とアタシたちスタッフの間に入って、“潤滑油”のような働きをしてくれるのがマネージャーさんだ。

  「今、機嫌が悪いから後にした方がいいよ」と、打ち合わせのタイミングをこっそりと教えてくれたり、「これをやっておけば幅が広がると思いますよ」と、企画にあまり乗り気でないタレントにひと声掛けて、その気にさせてくれたりなんてこともある。

  マネージャーさんには、アタシも随分と助けられてきた。
  現場での“気遣い”もハンパじゃないの。

  ロケで、あるタレントがお弁当の割り箸を折ってしまった時、違う事務所の女子マネが、カバンから未使用の割り箸をサッと差し出して、「これ、どうぞ」と言っているのを目にした時は感動しちゃった。
  聞けば、何かあった時のために、カバンの中に色々と準備しておくんだって! 
  “女子力”高いわ~。

  マネージャーさんって、“芸能畑”一筋って人が多いけど、中にはメーカーや金融系、メディアなど、他業種からの転職組も珍しくないのよね。
  だから社会人としての常識や振舞いは、アタシたちテレビ業界どっぷりのスタッフなんかよりずっと長けていて、キチンとしている人が多い。

  まあ逆に、ダメだなぁと思う人もいるわよ。
 
  やけに高圧的な態度だったり、スケジュールをなかなか教えてくれなかったり、理不尽な文句を付けたり…。
  芸能事務所の威光とタレントさんの才能を自分の力だと勘違いしているのよ。

  そういうマネージャーを持つタレントさんは、不幸にもテレビの露出が自然と減っていく。
  だって、誰だって仕事は気持ち良くしたいでしょ?
 
  出演者を決める時、候補に同じくらいの能力のタレントが2人いて1人を選ぶとしたら、何も感じの悪いマネージャーが付いている方と、わざわざ仕事しなくたっていいじゃない。
  何か文句を付けられるんじゃないかと不安を抱えているより、番組のことを考えて色々と気遣いしてくれたり、融通を利かせてくれる方が安心だし。
 
  番組を制作している側も人間だから、こういう感情が少なからず積もっていくと、タレントさんの露出にも影響する。
  とくにテレビの世界は“商品”であるタレントの価値がキッチリと数値化されているわけではなく、“売れている”とか、“旬”だとか、“視聴率が取れる”とか、イメージが大きく作用する業界だから、なおさらよね。

  マネージャーさんたちは、自分の担当するタレントの仕事を取るために、日々営業に奔走している。
  「ライブがあるから来てください」とマメに連絡をくれたり、「ウチの新人です」なんてタレントを連れて来て、アタシたちのような小さな制作会社にも足を運んでくれる熱心な人もいる。

  たまにウチの会社に顔を出すFちゃんは、明るくて仕事のできる27歳の女子マネ。
  笑顔が印象的で、番組に出演している芸人さんたちやスタッフにも好かれている。

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