テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

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  深夜11時30分過ぎ、オレは自宅に戻り猫にエサをやっている。
  慌ただしい生活に追われる中での唯一の癒し。
  愛猫とのお戯れは、オレにとって貴重な時間だ。

  そこへ突然、携帯電話の着信音が室内に大きく響いた。
  電源を切っておけばと後悔するが、液晶画面に映る名前を見て、悲しき習性で反射的にスマホを耳に当てていた。
  相手は、某テレビ局社員のI氏だった。

  プロデューサーであるI氏は、普段番組を一緒に制作している仕事仲間だ。
  そして、数年前に某人気女性アナウンサーと結婚した誰もがうらやむテレビマンでもあるのだ。

  仕事もデキるし、カミさんも美人とあって、「もうこの先、良いことはないな」と他のスタッフに陰口を叩かれている。
  まあ、キレイな女子アナと結婚できるなら、オレもそんな陰口くらいウェルカムなのだが。

  I氏はあいさつもソコソコに、「これから局に来られないか?」と言ってきた。
  こちらは下請けの身、普段ならすぐに家を飛び出し、“局P”様のもとへ馳せ参じるところなのだが、彼とは今日の午前中に会議の場で会っているし、特段急な打ち合わせが必要という状況でもない。

  では、なぜこんな時間にオレを呼び出すのか?

  そこで、オレはI氏にまつわる“ある噂”のことを思い出した。
  その噂とは、彼は家に帰ることが苦痛で、何かと用事を作っては家に帰ろうとしない、いわゆる“帰宅恐怖症”ではないかと言われているのだ。

  実際、今のオレと同じように特別な理由もなく急に呼び出しを受けたスタッフが何人もいると聞く。
  家に帰らなくてもいいように、何かと意図的に用事を作っているのかもしれない。

  それにしてもである。
  誰もがうらやむほどのキレイなカミさんがいながら、家に帰るのが苦痛とは、どれほどバチ当たりなのか…。
  しかし、見た目や雰囲気だけで人は判断できないということを、オレは数々の有名人と接してきた経験で知っている。

  例えば、清純派と呼ばれている女優Hがじつはヘビースモーカーだったり、強面の演技でならす俳優Tが普段は腰の低い良い人だったり、知的なイメージでキャスターを務めるSがカンペを使わないとコメントできないなど、激しいギャップを持つ有名人は枚挙に暇がない。

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