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  大きなイベントや事件、騒動があると必ずといっていいほど聞こえてくるのが芸能人による、いわゆる“便乗コメント”だ。
  最近ではリオ五輪での日本選手の活躍に対する祝福コメントや「SMAP」の解散に対する感想コメント、ホテルでの女性従業員に対する強姦致傷容疑で逮捕された俳優の高畑裕太容疑者に関するコメントなどがスポーツ紙の誌面や情報番組の画面を賑わせた。

  リオ五輪絡みのコメントについては、おめでたい話題ということもあり、それほど批判の対象にはならなかったが、「SMAP」の解散に関するコメントに対しては、「たいして知らないくせに余計なことを言うな!」、「話題に便乗しやがって!」など、インターネットを中心に批判を受けるケースも。

  また、高畑裕太容疑者の逮捕の話題については、「後出し的に言うのはおかしい」、「何でも乗っかればいいってもんじゃない!」といった手厳しい意見もある。

  こうした芸能人の“便乗コメント”について、芸能プロダクションのマネージャーはこう語る。

「まあ、芸能人は話題になってナンボですからね。取材を受けるタイミングで大きなイベントや事件、騒動が別にあると、当然自分の話題よりもそっちの方がテレビや新聞に大きく取り上げられることは芸能人も十分理解しています。たとえ便乗と言われようと一枚噛むことで、自分の存在をアピールしようとするのは自然な流れだと思いますよ。ただ、あまりに露骨な“便乗”はバッシングを受ける可能性もあるので、最近はみんなそれなりに気をつけていると思いますけど」

  かつて某プロ野球チームが優勝を決めた際、「昔からファンでした」とコメントし、にわかファン扱いされて猛バッシングを受けた女優もいたものだが…。
  最近はそこまで露骨な“便乗”は避ける傾向にあるようだ。

  実際、高畑容疑者に対してコメントしている芸能人を見てみると、基本的には共演経験があったり、直接本人と会ったことがある者たちがほとんどと言っていい状況だ。

  そのうえで、前出の芸能プロマネージャーはマスコミの功罪についても言及する。

「報道を見ていると、さも芸能人の方から率先して旬の話題に便乗しようとしているように思われがちですが、実際は囲み取材や記者会見の場などで、リポーターや記者などからそうした話題を振られたり、質問されたりして、その流れでコメントしているケースがほとんど。それが結果的に“便乗コメント”という形で世に出て、あらぬバッシングまで受けてしまうこともあるわけですから、芸能人にとってかわいそうな部分もあるんです」

  芸能人の“便乗コメント”の背景には複雑な要因が絡んでいるようだ。

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