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  「EXILE」のATSUSHIが2018年までの期間限定で海外留学することを発表した。

  ATSUSHIは留学の理由を「グループが、そして自分自身が、さらに進化していくため」と説明。年内に渡米する予定で、ソロ活動はもちろん、グループとしても国内での活動は制限され、新曲の制作や発売、歌番組の出演などは、留学期間中も検討していくという。

  ATSUSHIの留学について、大手レコード会社の幹部はこう説明する。

「ソロ歌手としては現在、全国6大ドームツアー中でチケットはどの会場もソールドアウトするほどの人気だし、海外留学となれば所属事務所のLDHの中核グループである『EXILE』としての活動がままならなくなる。通常の芸能プロならば、そこまで影響を与えるメンバーを留学させるはずがないけど、おそらく、事務所の社長で『EXILE』のトップでもあるHIROはこうなることをかなり前から予測し、しっかりとしたビジネスモデルを構築していたのだろう」

  元々、人気ダンスユニット「ZOO」のメンバーだったHIROだが、ユニット解散後は鳴かず飛ばずの時代が続き、02年に一念発起して「LDH」を立ち上げた。
  当時は「EXILE」がほぼ一枚看板で、大手信用調査会社のデータによると、「EXILE」がブレークしたころの07年の同社の売上は約17億円(3月決算期、以下同)だった。

  だが、それから2年後の09年には売上が100億円を突破。
  13年は約270億、14年には275億、そして15年にはなんと350億円にまで成長した。

  ここまで同社が成長した背景を音楽誌の編集者はこう分析する。

「HIROのブレーンとして役員を務める双子の兄弟の存在が大きかったのでしょう。最近では『週刊文春』にパワハラ疑惑を報じられた2人ですが、ビジネスの才覚は特筆すべきものがある。この双子役員の人脈やビジネスアイデアで『LDH』は多角経営化を展開。現在は芸能プロのほか、音楽著作権管理、飲食店経営、アパレル、出版、興行の運営、ダンススクールの運営、モデルプロなどの会社も経営している。最近では映画事業にも力を入れはじめ、映画製作の会社までありますからね。『EXILE』から『三代目J Soul Brothers』、『GENERATIONS』など徐々にグループを派生させていき、それぞれがファン層の拡大につながり、“EXILE頼み”の経営にならないようにした」

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