• このエントリーをはてなブックマークに追加

0001

  日本映画界で他の追随を許さない巨人・東宝株式会社とワーナーブラザーズジャパン合同会社が、“超大型企画発表”と銘打って大々的に発表した荒木飛呂彦氏の人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画化。

  今年はその他にも、空知英秋の大ヒット漫画『銀魂』を小栗旬主演で実写映画化するなど、原作ファンがざわつくような人気作の実写化のニュースが相次いだ。
  その多くが、どちらかと言うと否定的な意見が多い中、次々と人気漫画やアニメが実写化されるのは何故なのか?

  人気漫画やアニメの実写化といっても、すべてが同じ物差しで測れるのではなく、大きく分けると2つに分類できる。
  1つは学園ものや、お仕事系など日常を舞台にした少女・女性向け漫画。
  もう1つは少年、青年向けの非日常的な世界を舞台にしたスケール感のある漫画だ。

  女性向け漫画の舞台は学校だったり、職場であったり、登場人物も設定も日常だ。
  最近でいえば、『orange-オレンジ-』(東宝)は興収30億超え、『ちはやふる』(東宝)も、“上の句”、“下の句”を合わせて興収20億を超えるヒットを飛ばしている。

  これらの作品までとは言わないが、少女漫画原作の実写化は非常に計算のしやすいコンテンツという認識が強いという。
  多くの作品の制作委員会に名を連ねる出版系の会社の担当者はこう語る。

「漫画原作の中でも、少女漫画はリスクが少ないですよね。元々、人気漫画ということで知名度があり、スタートの時点で大きなアドバンテージがあります。さらに突飛な設定ではないので、バジェット的にもそこまで大がかりにはならず、リクープしやすい。原作のイメージとあまりにもかけ離れたキャスティングさえしなければ、数字は読みやすい」

  当然、企画を立てるプロデューサー側にとっても、お金を集めやすいというメリットがある。

  また、原作があるということは、それに付随する出版物(連載雑誌etc)や書店へのプロモーションもしやすくなる。
  よほど原作ファンの反感を買うキャスティングさえしなければ、興行的なリスクは少ない。

  一方、リスクが伴うのが少年、青年向けの漫画原作の実写化だ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事