テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

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  午後2時半、オレは某大物歌手のKの大豪邸にいる。
 
  通された部屋は広く、おそらくオレの先月のギャラを楽々と超えると思われる高級な調度品がいくつも並んでいる。
  座っているソファは、体に吸いついているかのような心地良さで、何とも落ち着かない。
  それでも、オレはKのご機嫌を伺いながら、打ち合わせを進めていく。

  我々テレビマンには、出演者の自宅にお邪魔する機会がある。
  例えば、番組で部屋を紹介する場合、取材やロケ収録で何回か訪れるし、お部屋拝見的な番組でなくても、打ち合わせを「じゃあウチでやりましょう」と言ってくる芸能人もいるのだ。

  話に夢中になり、なかなか飲むチャンスのなかったコーヒーがすっかり冷めたのを見計らって、Kの奥さんが緑茶を運んできた。
  普段は味わうことがない贅沢な時間が続く…。

  Kのように持ち家である大豪邸で優雅に暮らすスターはいいが、芸能人や我々テレビマンにとって、部屋を借りるというのは結構ハードルが高い。
  オレのようなフリーの人間だとなおさらだ。

  不動産屋や大家としては、部屋を貸す人間の身元がしっかりしているに越したことはない。
  給料が安定していて、しっかりとした後ろ盾がある大手企業や公務員などはウェルカムなんだろうが、オレのような月々の収入が安定していないテレビマンや無名のお笑い芸人などは、「もしかしたら家賃を滞納されるのではないか?」という不安もあり、入居をやんわりと断られるケースが多い。

  オレは引っ越しのたびに、某大手銀行に勤める姉に保証人になってもらい、これまで“お断り”を何とか逃れてきた。
  どこの世界でも信用は第一だ。

  では、お金を持っている芸能人やテレビマンなら借りやすいかというと、これがそうでもない。
  世間に顔が知られている有名人は、何かスキャンダルがあると、自宅まで大勢のマスコミが訪れることがある。

  また、テレビに関わっているような人間は、生活が不規則で深夜の出入りも多いと見られてしまう。
  近隣住民からクレームが来そうな借主は、できるだけ避けたいのだろう。
  浮き沈みが激しく、何かとトラブルを起こされるのではないかと、ちょっとでも思われるような芸能人やテレビマンは、入居お断りということになる。

  一方で、そうしたを救済してくれる家主もいて、芸能人が入居OKな高級マンションもある。

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