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  かつて、芸能界では日本全国で数々のオーディションを勝ち抜いたスター候補たちが続々とデビューしていたが、近年ではオーディションの開催が縮小傾向となってしまった。

「合格者の受け入れ先となる各芸能プロダクション自体が儲からなくなったのもあるが、大規模なオーディションを開催するにはそれなりの経費がかかる。それをまかなうためにはスポンサー企業を見つけないといけないが、テレビ局、レコード会社、一般企業などがそういうところに出資しなくなり、年々オーディションが縮小していった」とは大手広告代理店社員。

  そんな中、一定のペースで開催されているのが、今や業界内では“三大オーディション”と呼ばれている大規模オーディションだ。

  まずは、毎年開催されている「ホリプロ」の「ホリプロスカウトキャラバン」。 1976年から開催され、第1回の榊原郁恵をはじめ、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ、小島瑠璃子らを輩出し、今年は約4万人の応募が集まった。

  続いては、1987年から2014年まで14回開催されている「オスカープロモーション」の「全日本国民的美少女コンテスト」。
  こちらは、上戸彩、米倉涼子、武井咲ら歴代の看板女優を輩出し、前回は8万人以上が応募した。

  1984年から今年まで8回開催されているのが「東宝芸能」の「東宝シンデレラオーディション」。
  初代の沢口靖子や長澤まさみ、現在公開中の大ヒットアニメ映画「君の名は。」の声優で注目されている上白石萌音らを輩出し、今年は約9000人の応募が集まった。

  では、この「三大オーディション」を勝ち抜くためには、どんな条件を満たすことが勝利への近道となるのだろうか?

  「ホリプロスカウトキャラバン」について、別の芸能プロダクションのマネジャーはこう分析する。

「現在のチーム状況を加味して投手だったり、内野手だったり、外野手だったりを獲得するプロ野球のドラフト会議と同様、芸能プロも売りたくても不足している年齢層やキャラクターの人材が欲しい。今年選ばれた最年少の15歳は『吉柳咲良』の芸名で女優デビューすることが決定していますが、元々『ホリプロ』さんはローティーンの売り出しにあまり積極的ではなかった。でも、ほかのプロダクションがその年代に力を入れ、それなりの人材を輩出していることに刺激を受け、本格的な育成に乗り出してきた。ここ数年は、清楚系で演技の才能がある中学2年生から高校1年生にチャンスがありそうです」

  一方、「全日本国民的美少女コンテスト」について分析するのはファッション誌の編集者。

「同コンテストといえば、上戸彩さんしかり、米倉涼子さんしかり、武井咲さんしかり、グランプリの子よりも、他の賞の受賞者の方が大成する傾向にあります。“美の総合商社”を自認する『オスカー』さんには星の数ほど在籍モデルがいるので、その中でもはい上がってやろうというハングリー精神の持ち主が大成する。もちろん、美貌やスタイルの良さは必須ですが、剛力彩芽さんのダンスのように、何か他人に負けない特技がある子、個性の強い子が審査員の目にとまりやすい傾向にあると思われます」

  ちなみに、前回は歌唱審査で抜群の歌唱力を披露した、当時12歳で現在は女優として活躍する高橋ひかるがグランプリを獲得した。

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