テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

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  午後11時半、オレはあるカラオケバーにいる。

  先程からマイクを離さず熱唱しているのは、某人気アイドルグループのKだ。
  グループとしての活動はもちろん、ドラマや映画で主演を務めるなど活躍を見せている。

  入店時にはスターならではのオーラを放っていたが、今は見る影もない。
  立て続けにラブソングを歌っているのだが、聴くに堪えない声だからだ。
  はじめはウットリとした視線をKに送っていた若い女性客も、今ではやや引き気味である。

  オレが訪れたこのバーは、タレントのMが副業でやっている店だ。
  いつ食えなくなるとも分からない浮草稼業の芸能界。
  早くから将来に不安を覚えたMは、10年ほど前に副業としてこの店を始めた。

  深夜になっても人通りが絶えない繁華街での営業、立地としては最高だ。
  M本人も本業がない時には、極力店に顔を出して接客に務めている。

  Mは人当たりもよく、サービス精神もあるため、芸能人やテレビマンたちがこの店をよく訪れる。
  仕事をしたタレントや番組スタッフに「店に遊びに来てくださいよ~」とマメに営業しているのも、功を奏しているようだ。

  副業で店をやっている芸能人は多い。
  自らオーナーとして出資している場合もあれば、共同出資、または名前だけ貸しているケースもある。

  名前が世間に知られているだけに、芸能人の店はさぞや繁盛しているかといえば、実際には火の車という店も少なくない。
  値段設定が高すぎたり、立地が悪かったり、スタッフの教育が行き届いていなかったりと、失敗する要因はそれぞれあるが、「知名度を活かして店を出せば多少は儲かるだろう」という安易な考えがあるのも否定できないだろう。

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