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  3月3日に授賞式が開催される「第40回日本アカデミー賞」の優秀賞発表会見が今月に都内で行われた。

  その結果、「怒り」(李相日監督)が【優秀作品賞】のほか、女優・宮崎あおいの【優秀主演女優賞】、広瀬すずの【優秀助演女優賞】など最多の11部門を受賞したほか、「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)と2部作の前編「64-ロクヨン-前編」(瀬々敬久監督)が10部門、大ヒット公開中のアニメ映画「君の名は。」(新海誠監督)が4部門で受賞した。

  いずれも話題作だけに、受賞した各部門の【最優秀賞】の大本命となりそうだが、その一方で、早くも映画業界内からは疑問の声があがっているという。

「『怒り』の評価が高い割には、主演の渡辺謙が受賞できず。その反面、それほど評価が高くなかった『海賊とよばれた男』の岡田准一が【優秀主演男優賞】に入ったり、それほど話題にならなかった『家族はつらいよ』が【優秀作品賞】に入ったり…。毎年のことではありますが、どこか意図的なものを感じさせられます」(アカデミー会員の大手映画会社社員)

  「日本アカデミー賞」といえば、2014年に北野武監督が出演したイベントで、「松竹とか東宝とかインチキくさいぜ。(日本)アカデミー賞だって、アレ、全部(大手映画会社が)交代で受賞しているじゃねえか。次は松竹の番だろ?」と選考などをメッタ斬りにして話題を集めた。

  同年は松竹とアスミック・エースが共同配給した「舟を編む」が受賞したが、その後も北野武監督は「最優秀賞は大抵、松竹、東宝、東映の持ち回り」と発言するなど、事あるごとに同賞に対する批判を口にしている。

  これに対して、日本アカデミー賞協会会長で東映会長の岡田裕介氏は、2015年の優秀賞発表会見で、「北野さんが誤解された発言をされた」と猛反論。
  岡田氏は、「持ち回りというのはありえない」と否定すると、同賞の選出が日本アカデミー賞協会会員(=アカデミー会員)の3934人(※当時)の投票によるもので、「東映、東宝、松竹の(関係者が)占める割合は数%程度。大した影響力はない」と説明した。

  さらに、開票や集計も第三者機関が行うことから、「これほど厳正な投票によって行われているものはない」と強調してみせた。

  双方の意見は大きく食い違うことになっているが、では実際のところ「日本アカデミー賞」の選考は厳正かつ公平なものなのか?

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