テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

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「おい、ラベルはがすの忘れるなよ!」

  ディレクターの指示で、ADが出演者やスタッフのために用意されている飲み物のラベルを猛然とはがし始めた。

  テレビ番組を見ていると、不自然にモノにモザイクがかかっていたり、ペットボトルのラベルがキレイにはがされているのを目にすることがあるだろう?
  ずばり、これは番組スポンサーへの配慮だ。

  例えば、番組スポンサーの中に、飲料メーカーが入っていたとする。
  オンエアーされる画面には、当然ながらライバル他社の商品が映り込むなんてことは、絶対にあってはならない。

  また、仮に番組スポンサーの中に飲料メーカーがなくても、出演者の中に飲料メーカーのCMに出ている人がいることもある。
  その時は、念のために飲み物のラベルがはがされるというわけだ。

  いくら関係のない番組とはいえ、自分のところでCMに起用しているタレントが他社の商品を平然と飲んでいる姿を世間にさらすことをスポンサーは望んではいない。
  そして、そのタレントも所属事務所も、スポンサーからクレームを言われたくはない。
  そのため、制作サイドがそのあたりは気を回す必要があるのだ。

  テレビ業界には、こうした“お膳立て”が結構ある。

  猛暑での外ロケの際には、クーラーボックスの中に冷たいおしぼりを用意しておくという気が利くスタッフもいる。

  また、ロケ付近の駐車場を前もってチェックしておく必要もある。
  すべての出演者やスタッフの車が、ロケ現場で駐車できない場合もあるので、周辺のパーキングを探しておかなければならない。

  実際に撮影するロケ日と同じ時間帯に行って、どのくらい車が停まっているのかをチェックし、当日スムーズに駐車できるかどうかのシミュレーションもしておく。
  タレントの車は大抵の場合大きいので、駐車スペースのサイズや構造も重要なチェックポイントだ。
  車高の低い車でやって来たヤンチャなタレントが、駐車する時に車のボディーをこすったなんてこともあった。

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