テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

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  昼の12時半、オレはタレント・Sの楽屋でコメント撮りをしている。

  といっても仕事ではない。
  お笑い芸人・Hが結婚することになり、旧知のタレントたちのお祝いコメントを撮ってほしいと頼まれたのだ。

  今や、新郎新婦の生い立ちやプロフィール紹介などを映像化し、結婚式当日に流すというブライダル会社や式場はたくさんあるが、気心の知れたスタッフ、せっかくなら映像のプロに撮ってもらうおうという業界人は多い。

  まあ、お友だち価格、あるいはご祝儀ということで、タダでやってもらえる可能性が高いというのもあるが…。

  “プロフェッショナル仕事の流儀”風、“情熱大陸”風、など、人気番組のパロディーもあれば、結婚する当人が出演している番組と同じナレーターにナレーションを担当してもらうといった贅沢なものもある。

  今回は、芸人仲間がサプライズとしてH夫婦に内緒で、お祝い用のVTR制作を頼んできたのだ。

  どこの世界もそうだが、お祝い事には誰もが寛容だ。
  テレビ業界も、結婚となれば芸能人だろうがスタッフだろうが、祝福の嵐である。

  入籍した放送作家のAはその報告にスタジオを訪れ、出演者の楽屋を回って結婚のあいさつをした。
  すると、急な報告にもかかわらず、出演者たちは収録後、Aに祝儀を手渡していた。

  突然の冠婚葬祭に備え、祝儀袋や香典袋を常備しているマネージャーもいる。
  中には、その日初めてAに会ったというタレントもいたが、しっかりと「おめでとう!」と笑顔で祝儀を納めていた。

  後でAに聞いたところによると、芸能人は祝儀の額が大きいので、お返しにかなり頭を悩ませたそうだ。

  また逆に、タレントの結婚式に我々スタッフが招待された時は、祝儀にいくら包むかで悩むこともある。

 もちろん、結婚する当人は我々にお金がないことなど百も承知ではあるが、会場や料理のグレードを考えると、あまりに少ないと失礼ではないかと気を揉む。
  解決策としては、とりあえずスタッフ同士でいくら包むかを相談し、みんな同じになるように金額を合わせるくらいだ。

  コメント撮りも順調に進み、そろそろ終了かと思っていたところ、ここからが本番といった勢いで、SがHの暴露話をはじめた。

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