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  秋元康氏がアニプレックス、ソニー・ミュージックレコーズとタッグを組み、総合プロデュースする22/7(ナナブンノニジュウニ)が21日、自身初となる朗読劇を開催した。

  1万人以上が参加したオーディションを勝ち抜いた11人の声優の卵たちはレッスンを積み、ついにこの日初舞台に立った。

  開演すると同時に、ステージ上にひとつずつスポットが点き、11本のスポットがすべて灯ったところで、「私たちは見えない」という何重にも重なった声が上がる。
  目の前のステージに22/7のロゴが浮かび上がると司会進行の駒田航氏により、一組目の朗読がスタート。
  幕には倉岡水巴、海乃るりという名前が描かれ、雨の音から物語は始まった。

  描かれるのはひとつの傘をキッカケに生まれた“青い”物語。
  男子役の倉岡は、どこかエモーショナルに、そして女子役の海乃は少し温かみを帯びた声で、若い世代が持つ独特の焦燥感や、不安、そして将来の光を表現した。

  堂々とした朗読にも見えたが、終わった直後倉岡は「すごく緊張したんですが、それと同じくらい楽しかったです。達成感がすごいです!」と興奮気味に話し、海乃は「同じく緊張もしたんですが、一言話し出したら楽しくなりました!」と話した。

  さらに倉岡は、「今までのレッスンで、基礎練習は一体何のためなんだろうと思うこともありましたが、初舞台に立つことでその重要さが実感できました」としみじみ。

  2人の夢は、もちろん声優だが、海乃は「ずっと声優に憧れていたので、これからもずっと続けていきたいと思います。いつかはキャラソンを歌ってみたいと思いました!」と意気込んだ。

  2組目は帆風千春、涼花萌。
  高校のチャイムが鳴り始まった物語は、UFOを信じ、呼ぼうとする不思議な女の子と、その女の子に振り回される男の子のロマンチックなファンタジー・ラブストーリー。

  一つひとつの女の子の言葉に戸惑う表情が目に浮かぶような男子役を演じたのは帆風千春。
  そして、マイペースに独特な雰囲気の声で女の子を演じたのは涼花萌。

  帆風は、「ストーリー自体がドキドキする話なので、朗読劇にドキドキしているのか、話の内容にドキドキしているのか分からなくなりましたが、とてもいい緊張感でできました。レッスンでは、感情を表現することがとても難しく、やっているつもりでも伝わっていないことが多かったので、今日はその感情が伝わるように頑張って練習しました」。

  涼花は、「演じていると、自分がどうしても前に出てきてしまうので、今日は演じた女の子になりきれるように練習しました」と話すと、気が抜けたのか声が震えだす一幕も。

  なんとか声を振り絞り、「初舞台に来てくれてありがとうございます。これからもずっと私たちのことを好きでいてくれたらうれしいです」と涙声で語った。

  3組目は武田愛奈、西條和。
  容姿端麗なテニス部のマドンナでもあり、学校のアイドルである女の子に呼び出された男の子の複雑な心境を語った、展開の気になる物語だ。

  武田愛奈が演じる男の子の心理が中心となっているため、女の子を演じた西條の台詞はとても少ない。
  しかし、西條は「普段からそんなにしゃべるタイプではないので、共感できることがたくさんありました。やっていてたのしかったです」と話す。

  武田は、「レッスンでは、“誰に何を伝えるか”ということを意識して練習していました。それが伝わっていてくれたらいいなと思います」と話すと会場から拍手が上がった。

  最後に西條は「私は演技が得意ではないし、いつもマイペースになってしまうのですが、頑張っていくので見守っていただければと思います」とたどたどしさがありながらも、最後までしっかりと語った。

  4組目に登場したのが高辻麗と宮瀬玲奈。
  本をめくる音から始まり、図書館を唯一の居場所にしていた女の子と、その女の子の存在に気づいていた男の子が繰り広げるピュアな物語だ。

  優しい声で女の子を包み込む男子を演じた高辻と、男の子と出会うことで成長していく女の子を演じた宮瀬は、朗読し終えた後も、興奮が冷めない様子。

  宮瀬は「私は伝えることを意識しました」と話した後、「じつは昨日眠れなくて、深夜にみんなに“眠れない”とメールしたんです。でも、誰も返してくれなかったので、寝ているんだろうなって思って…。でも朝になって返事が来たので安心しました」と話し、「私は何もできないので、ただただ必死にレッスンを受けてきました。これからは“伝えること”ができる女の子になりたいです。声、ダンス、歌、全部を使って伝えていきたいです」と決意を明かした。

  対する高辻は「レッスンが辛くて泣いてしまうこともありますが、それ以上に声を出して何かを表現することがすごく楽しいんです。私はどんくさいのでダンスは本当に苦手なんですが、いつか披露するときまでに練習して、ダンスをキレッキレにしたいと思います」。

  5組目は白沢かなえ、西條和、帆風千春の3人。
  西條と帆風は本日二度目の出演となった。

  帆風演じる鉄拳制裁も辞さない暴力教師”あべせん”に呼び出された白沢かなえ演じるやんちゃな男の子と、西條演じる優等生の女の子。
  先生に呼び出されてから顔を合わせるまでのドキドキを2人が上手く表現し、その後の先生との絡みも面白く魅せた。

  白沢は、「登場人物が3人出てくるお話が唯一のこの物語だったので、最初は不安だったんですが、上手く3人の見どころができたかなって思っています」。

  レッスンの話題になると、「今回の台本を読んでレッスンに挑んだんですが、やるたびに変わる(演出や台本に)柔軟に対応できる対応力を身につけたいと思いました」と今後の抱負を語った。

  そして3話ではセリフの少なかった西條は「今回はたくさんしゃべれました」とご機嫌な様子。

  さらに、先生役を演じた帆風は「2話でも男性役だったのですが、違いを見せられたらいいなと思って演じました」と、細かい役作りについて語った。

  そして最後を飾ったのは、天城サリーと花川芽衣。
  学校のウサギ小屋に入る女の子をふんわりと掴みどころのない声で花川が、その女の子を注意しながらも、どこかその雰囲気に惹かれる男の子を天城が演じた。

  花川は、「私もウサギが好きなので共通点があってたのしかったです」と言った後、司会の駒田氏に「どのくらい好き?」と聞かれると、声しか聞こえていないのにもかかわらず「こんくらい!」と叫び、会場の笑いを誘った。

  天城は、「この役で初めて男の子役を演じさせてもらいました。声優として男の子役を演じるのは夢だったので、イケボを出せていたかな?」と聞くと、会場からは拍手が。
  天城は「うれしいです」と話すと、最後は2人で「みんな! またおいでよ。きていいの? いいとも~!」と声を合わせた。

  無事、初舞台を終えた11人。
  最後に司会の駒田氏は、「まだまだ未熟な彼女たち。今日の舞台を経て、さらに今後の彼女たちの活動が非常に気になるところではあります。これからの彼女たちは、ここにいるみなさんの熱い想いで変わっていきます。まだ、見えない彼女たち。いつの日にか、大きな舞台で見える彼女たちをお楽しみに」と語った。

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