テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

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「意外ともらっているな」

  スタジオのサブ(=副調整室)で、放送作家のSさんがつぶやいた。
  モニターには、トーク番組を仕切る人気タレントとゲストのお笑い芸人Aが映っている。
  話の内容はAの年収についてだった。
 
  タレントや芸人が長い下積み生活から解放され、やっと陽の目を見るようになると、話題となるのが“ギャラ”や“年収”だ。
  それこそアルバイトをしながら、芸能活動をしてきた彼らは売れることで、収入面を気にしなくて済むようになる。

  最近はバラエティー番組やトーク番組などでも、ブレークして収入が何倍になったなどの話が披露されることも多い。

  あるスポーツ系タレントは年収が500倍になったと言っていたが、仮に以前の年収が100万円だとしたら、5000万円に上がったことになる。
  もはや宝くじが当たったようなものだ。

  その一方で、中にはある程度売れてからもいつ仕事がなくなるか分からないという不安から、バイトを続ける芸人もいる。

  心配し過ぎという声もあるかもしれないが、貧乏という悪魔に一度でもとり憑かれると、その恐怖に敏感になってしまう人もいるのだ。

  ギャラがアップすると、まず家賃の高い部屋に引っ越す。
  そして、北欧の家具やらインテリアにも凝ったりする。
  外国産の新車を購入し、着る物もブランド品で固める。
  総じて生活が一変するのだ。

  急に売れた人間は、だいたい2つのタイプに分かれる。

  大幅にアップした年収で、これまでの憂さを晴らすかのように豪遊する者。

  こんな状況は長くは続かないと冷静に考え、以前と変わらぬ生活を心掛ける者。

  他人が金の使い方に口を出すのも野暮ではあるが、前者は金銭感覚が狂い人間が変わってしまう。
  話が合わなくなったという理由で、ともに苦労した下積み時代の仲間とは徐々に疎遠となり、売れた者同士でつるむようになる。

  まあ、こうしたタイプはいい噂は聞かない。
  天罰なのか一発屋となって、次の年の税金の多さに衝撃を受けることになる。

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