シンガーソングライター・三浦祐太朗が29日、東京・渋谷で行ったバーズデーライブで、母親の山口百恵さんのヒット曲をカバーしたアルバムを7月5日にリリースすることをサプライズで発表した。
今回のカバーアルバムは、自身のアーティスト活動10周年を記念したもの。
テレビ番組で、百恵さんの『いい日旅立ち』、『秋桜』を三浦が熱唱した際、所属事務所にCD化を望む問い合わせが殺到し、複数のレコード会社が興味を示す中、7月5日にユニバーサルミュージックからリリースされることが決定した。
収録されるのは『いい日旅立ち』、『秋桜』、『さよならの向う側』、『曼珠沙華』、『イミテーションゴールド』、『夢先案内人』、『プレイバック partⅡ』、『謝肉祭』の計8曲を予定。
三浦本人が選曲し、曲を書いた谷村新司、さだまさし、宇崎竜童、阿木燿子らに直接カバーの許可をもらったという。
三浦は、「間違いなく自然と、時代を越えて歌い継がれて行くであろう名曲たちを、僭越ながら私三浦祐太朗がカバーさせて頂きました。私はアーティストとしての『山口百恵』をリアルタイムでは知りません。ファンの皆様の方があらゆる面で詳しいと思います。当時の圧倒的な輝きをこの目で見てみたかったとつくづく思います」。
続けて、「私にとっては生まれた時から、そしてこれからも、母としての『三浦百惠』です。逆に言えばこの部分は私だけが知っています。今回この素晴らしい楽曲をカバーさせて頂くということで大きなプレッシャーを感じましたが、作詞曲者の皆さんのお話から自分なりに咀嚼しその曲の持つ色や表情を壊さぬよう歌いました。そして前述した『母』へのありったけの感謝と尊敬を歌に添えて。どうか手にとってお聴き頂ければと思います」とコメントしている。