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  「SKE48」の大矢真那が29日、名古屋・栄のSKE48劇場で卒業公演を行った。

  大矢は2008年7月31日、「SKE48 オープニングメンバーオーディション」に合格し、1期生として同期の松井珠理奈とともに「SKE48」を牽引してきた大矢。
  今年9月24日に日本ガイシホールで卒業コンサートを行い、明日11月30日をもって「SKE48」を卒業するが、9年間数えきれないほど汗を流して踊ってきたSKE48劇場のステージでアイドル人生の集大成ともいえる最後の劇場公演を行った。

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  開演前に「今日は今までで一番最高の公演にしたい」と語っていた大矢は、満面の笑みを浮かべてステージに登場。
  「チームS」のメンバーと一緒に『Gonna Jump』、『手をつなぎながら』を披露した。

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  ユニットパートでは、珠理奈と『赤いピンヒールとプロフェッサー』を、犬塚あさな、上村亜柚香、杉山愛佳とともに戦隊ヒーロー姿で『愛のルール』をパフォーマンスし、ヒーローになりきる大矢のシュールな姿に、客席からは大きな歓声が上がった。

  「チームS」のリーダーの北川綾巴は、「真那さんは、先輩と後輩の距離をググッと縮めてくれて、私たち後輩のことをすごく可愛がってくれました。そして優しいだけじゃなく、時に厳しいことも言ってくれる偉大な先輩でした」。

  続けて、「『チームS』は卒業生も多くて心配されることが多いですが、(これからも)『チームS』は大丈夫です! 真那さんがいつか観に来てくれた時にすごいチームだと思ってもらえるように、もっともっと前進していきたいと思いますので、これからもファンのみなさま応援よろしくお願いします」とあいさつした。

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  Wアンコールでは、場内が“まさな”コールに包まれる中、いよいよ卒業モードに。

  卒業予定の後藤理沙子と木本花音の3人で『それを青春と呼ぶ日』を歌い上げると、大矢の軌跡映像が流れ、珠理奈と2人で『Nice to meet you!』をパフォーマンス。

  珠理奈は「2人の関係性がこの歌詞にピッタリだから…」と大矢に提案されたエピソードを明かした。

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  続いて、大矢は高柳明音、須田亜香里と3人で『コスモスの記憶』を、2016年4月に行った「ミュージカルAKB49~恋愛禁止条例~』で共演した山内鈴蘭、松本慈子、江籠裕奈、北野瑠華、谷真理佳、鎌田菜月ら15人で『君はペガサス』を、そして青木詩織、内山命、大場美奈、松村香織、斉藤真木子の“真那会”メンバー6人で『金の愛、銀の愛』を歌唱し、卒業公演のために大矢が考えたセットリストを次々に披露した。

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  その後の卒業ソロ曲『永遠のレガシー』では純白のドレスを身にまとい、大矢のメンバーカラーである青色と白色のスティックライトに照らされた客席を見つめながら、9年間の思い出と感謝を噛み締めるような表情でしっとりと歌い上げた。

  卒業セレモニーでは、湯浅洋SKE48劇場支配人から手紙が送られ、珠理奈は「いつでも傍にいてくれて、守ってくれて本当にありがとう。これからも(私は)1期生として『SKE48』を盛上げることを誓います。大好きな真那に安心して卒業してほしいので、もう“寂しい” とは言いません。強くなるね。卒業おめでとう! 9年間ありがとう!!」と涙ながらに呼び掛けた。

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  大矢は、「私をずっと笑顔でいさせてくれたのはファンのみなさまです。ファンのみなさまとスタッフさんがいて、私はアイドル・大矢真那だったと思います。そんなアイドル人生が終わります」。

  さらに、「27歳にもなってアイドルをやっていると思っていませんでした。大好きなアイドルになれて、小さい頃からの夢がかなって、そういう夢をかなえられる人間ってごく僅かだと思います。素敵な仲間たちに出会えて、ファンのみなさんに出会えて、振り返るとすべて幸せでした。幸せな気持ちであふれた卒業ができたことが幸せです」と感謝し、「これが終わりじゃなくて、これからも『SKE48』を応援し続けるし、ずっと見守って行きたいなって思います。メンバーみんなには自分の道を頑張っていってもらいたいと思います」と話した。

  そのうえで、「私は今後も芸能活動を続けて行くことになりました。2月の中旬くらいに写真集の発売も決まりました。そして、12月1日からCBCラジオさんで冠番組を持たせて頂けることになりました。その番組に『SKE48』のメンバーにゲストに来てもらいたいなって思っています」と報告。

  そして、「一人で歩き出すことは不安ですが、ファンのみなさんが付いていてくれると思って一歩ずつ進んで行きたいと思います。この幸せを胸にこれからも頑張っていきたいと思います。本当に9年間ありがとうございました」と深々と頭を下げると、感極まって涙でしゃがみ込んだ。

  最後は、メンバー全員で大矢に「ありがとう」の言葉を贈り、『僕らの風』をパフォーマンスして、大矢の劇場最終公演は幕を閉じた。

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